LINE公式アカウントを作ったけど、「配信するだけ」で止まっていませんか?
本記事では、そんな方に向けて、Lステップの中でも特に“今すぐ使える便利機能”を8つ厳選して、わかりやすく解説します。
「Lステップってなんか難しそう…」という方でも安心。初心者〜中級者向けに具体例を交えながら丁寧に説明していきますので、最後まで読めば「これなら自分にも使えそう!」というヒントが必ず見つかります。
1. セグメント配信機能
セグメント配信とは?
LINE公式アカウントを運用していると、どうしても「全員に同じ内容を一斉配信するだけ」になりがちです。しかし、それでは反応率やコンバージョン率は思うように伸びません。Lステップのセグメント配信機能を使えば、ユーザーの属性や興味関心、行動に応じて“送り分ける”メッセージ配信が可能になります。ここでは、主に4つの切り口でのセグメント方法をご紹介します。
属性情報でセグメント分け
登録時に「性別」「年代」「地域」などの情報を取得しておけば、それに応じてそれぞれ最適な情報を届けることができます。たとえば、女性ユーザーだけに美容系商品を案内したり、地域ごとのイベント案内を送るなど、基本的な属性情報を使ったセグメント配信は初心者にも扱いやすい方法です。
アクティブ率でセグメント分け
「最近メッセージをタップしていない人」「定期的にアクションしている人」など、ユーザーのアクティブ状況によってもセグメントが可能です。休眠ユーザーには再アプローチ用のメッセージを、よく反応しているユーザーには限定オファーを送るなど、効率的な対応が実現できます。
購入経験や購入金額でセグメント分け
過去に商品を購入した人、特定の金額以上を支払ったリピーターなど、購買データをもとにセグメントを行うことで、より精度の高いマーケティングが可能になります。たとえば「1万円以上購入した人限定のプレゼント企画」など、ユーザーの価値に応じた施策が展開できます。
メッセージへの反応でセグメント分け
メッセージ内のバナーやリンクをタップしたか?などの反応に応じてセグメントを設定することも可能です。たとえば、商品紹介のリンクをタップしたユーザーにだけ、詳細な情報を追加で送るなど、ユーザーの関心度に応じた配信ができます。これにより、さらにパーソナライズされたアプローチが実現できます。
活用例(初心者でもすぐ実践可能)
- 女性ユーザーだけにセール情報を配信
- 購入履歴がある人に再来店クーポンを配信
- 興味のあるジャンル別に情報を送り分ける
2. ステップ配信(シナリオ配信)
ステップ配信とは?
ステップ配信は、あらかじめ用意した一連のメッセージを、自動的に順番に配信できる機能です。ユーザーがLINEに登録したタイミングやLINE内での特定の行動をきっかけに、最適なメッセージを自動で届けることができるため、配信の抜け漏れを防ぎつつ、信頼関係の構築や販売促進に役立ちます。
友だち追加を起点に配信
ステップ配信でもっとも基本的な起点は、「友だち追加」です。LINEに登録してくれたユーザーに対して、自動で“あいさつメッセージ”を送ったり、サービスの説明を段階的に送ることができます。初対面で信頼を得るように、まずは丁寧なステップで自社の価値を伝えていくのがポイントです。
一定のアクションをしたユーザーに狙い撃ち
ステップ配信は、友だち追加のタイミングだけでなく「特定のタグが付与されたとき」「特定のメッセージを読んだとき」など、ユーザーのアクションを起点にして配信をスタートすることも可能です。たとえば「商品詳細を見た人にだけ購入ステップを配信」するなど、見込み客だけを狙い撃ちできます。
テンプレ化した配信を自動化(週に1回などのイメージ)
ステップ配信は、毎週○曜日に送るなど“あらかじめ組んだテンプレート通り”に自動で送信されるため、メルマガのような運用も可能です。コンテンツマーケティングのように、価値提供コンテンツ→事例紹介→特典案内と続ければ、読み手の理解と関心を段階的に深められます。
配信を使いナーチャリング
ナーチャリング(見込み顧客の育成)にもステップ配信は非常に有効です。すぐには購入しないユーザーに対しても、定期的に価値ある情報を届けることで、自社やサービスへの信頼を高め、最終的な成約や購入へとつなげていくことが可能です。段階的な教育ができるという点で、BtoBや高単価サービスにも適しています。
流入経路と掛け合わせる
流入経路ごとに異なるステップ配信を設定すれば、さらに効果は高まります。たとえば「Instagram経由で登録した人にはSNS連動型の導線」「セミナー申込者にはセミナー後フォロー型のシナリオ」など、ユーザーごとの文脈に合ったコミュニケーションを実現できます。流入リンクに合わせたステップ配信を設けるだけで、CV率の向上が期待できます。
活用例
- 登録後3日間でサービス紹介→事例→無料相談案内
- イベント前にリマインド、自動フォローアップ
3. タグ管理機能
タグ機能とは?
Lステップの「タグ管理機能」は、ユーザーの属性や行動に応じて自動的に“ラベル”のようなものを付けることができる仕組みです。LINEの登録者が増えるほど、「この人はどんな関心があるのか?」「どこから来たのか?」など、ユーザーの情報を把握するのが難しくなりますが、タグを活用すればそれが一目でわかるようになります。
属性情報に合わせてタグ付けする
登録時に取得した「性別」「年齢」「地域」などの情報に応じて、自動的にタグを付与することができます。たとえば「20代女性」や「関西エリア」など、属性ごとに分類しておくことで、配信メッセージの送り分けが簡単になります。属性ベースのセグメントは初心者でも導入しやすく、すぐに効果を実感できます。
タップした場所に合わせてタグ付けする
ユーザーがLINE上でタップしたリンクやボタンに応じて、自動的にタグを付けることもできます。たとえば「料金プランを見る」ボタンをタップした人には「料金関心あり」タグを、「セミナー詳細」リンクをタップした人には「セミナー興味あり」タグを付けるといった運用が可能です。行動ベースのタグ付けにより、興味関心に合わせたフォローがしやすくなります。
流入経路に合わせてタグ付けする
どのチャネルから登録されたかに応じてタグを付けることで、流入元の特性を把握したり、適切なアプローチを行うことができます。たとえば「Instagram流入」「紹介キャンペーン参加」などのタグを設定しておけば、後の配信や分析がスムーズになります。これにより、チャネルごとの効果検証にも役立ちます。
活用例
- セミナー希望者に「セミナー」タグを付けて個別に案内
- 商品Aに興味がある人にだけ、Aの案内を送る
4. 流入経路分析
流入経路分析とは?
Lステップの「流入経路分析」機能は、ユーザーがどのチャネルを経由してLINEに登録したのかを可視化できる強力な分析ツールです。SNSや広告、チラシなど複数の導線を用意している方にとって、どの経路が成果につながっているのかを把握することはとても重要です。
各チャネルからの流入数を計測できる
この機能を活用すれば、Instagram、Facebook、YouTube、Web広告、紙媒体など、あらゆるチャネルごとの流入数を明確に把握できます。「どのチャネルから何人登録されたか?」を視覚的に確認できるため、効果のある媒体とそうでないものの差がすぐにわかります。これにより、今後の広告出稿や投稿内容の改善に役立てることができます。
自由にリンクを発行できる
Lステップでは、専用の流入リンクやQRコードを発行できます。これにより、例えば「Instagram用」「ブログ用」「セミナー用」など、媒体やキャンペーンごとに個別のリンクを作成可能です。これらのリンクは管理画面で一元管理できるので、手間を最小限に抑えた効果測定と運用ができます。
流入リンクごとにアクション設定が可能
さらに、発行したリンクごとに流入後のアクション(タグの付与やメッセージの自動配信など)を個別に設定することも可能です。例えば「セミナー参加者向けのリンク」から登録したユーザーには、自動で「セミナー参加者」タグを付与したり、専用のステップ配信を開始したりと、流入経路に応じた最適なフォローができます。これにより、よりパーソナライズされた体験をユーザーに提供できるようになります。
活用例
- Instagramからの登録が多い → 投稿頻度アップ
- チラシ経由が少ない → QRコードを改善
5. 回答フォーム機能
回答フォーム機能とは?
Lステップの「回答フォーム機能」は、ユーザーから情報を取得するための多機能ツールです。LINE内でアンケートやセミナーなどの申し込み受付、情報提供などを完結させることができるため、離脱率を下げつつスムーズにデータ収集が行えます。ここでは、4つの使い方に分けて解説します。
アンケートとして使う
回答フォームは、顧客満足度調査やイベント後のフィードバック収集など、簡易アンケートとして非常に便利です。選択式や記述式などさまざまな形式に対応しており、LINE上でそのまま回答してもらえるため、高い回答率を維持できる特徴があります。もちろん、回答に応じてタグを付けたり、スコアを加算するなど、次のアクションにもつなげられます。
予約・申し込みフォームとして使う
セミナーや個別相談の申し込み、サービスの予約受付などにもフォームは活躍します。名前や希望日程、相談内容など必要項目を設定しておけば、ユーザーがLINE上で簡単に申し込むことができます。予約完了後に自動メッセージを送ったり、リマインド配信につなげることも可能です。
LP(ランディングページ)として使う
Lステップのフォームはデザイン性も高く、画像や説明文を入れれば、簡易なランディングページ(LP)としても活用できます。サービス紹介、キャンペーン訴求、商品の特長説明など、1ページで情報提供からアクション誘導まで完結できます。リンクやボタンも自由に設置でき、外部ページへの誘導も可能です。
ブログとして使う
情報提供型の長文コンテンツを掲載する「ブログ」のような使い方も可能です。たとえば「よくある質問まとめ」や「お客様の声」「スタッフ紹介」などを定期更新すれば、ユーザーがLINE上から直接読み進める情報メディアとしても活用できます。もちろん、記事を読んだあとにフォームや申込みへつなげることも容易です。
活用例
- 初回カウンセリングの前に希望内容を確認
- イベント申し込み後の出席確認
6. 予約管理機能
予約管理機能とは?
Lステップには、予約受付からフォローまでを自動化できる2種類の予約機能があります。それが「イベント予約機能」と「カレンダー予約機能」です。サービスや業種に応じて、柔軟に使い分けることができるのが大きな魅力です。
2つの予約機能がある(イベント予約機能・カレンダー予約機能)
「イベント予約機能」は、日時が決まっているセミナーや体験会などに最適です。例えば「〇月〇日 14時から開催」のように、固定された日時で募集したい場合に活用します。一方、「カレンダー予約機能」は、ユーザーが自分で空いている日時を選んで予約するスタイルで、個別相談や施術などに向いています。
カレンダー予約機能
カレンダー予約機能では、事前に用意した予約枠をカレンダー形式で表示し、ユーザーが希望日時を選択するだけで予約が完了します。時間帯や上限人数も柔軟に設定できるため、無理のないスケジュール管理が可能です。スマホで直感的に操作できるため、ユーザー側の操作負担も少なく、予約完了率の向上が期待できます。
Googleカレンダーと連携ができる
さらに、Googleカレンダーとの連携が可能なので、Lステップ内の予約枠と自分のスケジュールを同期させることができます。これにより、ダブルブッキングの防止や、予定の可視化がしやすくなり、日常の業務との連動もスムーズに行えます。
自動でキャンセル防止もできる
予約完了後には、ユーザーに自動で確認メッセージを送ることができ、当日が近づくとリマインド通知も自動で配信することができます。これにより消費者の「うっかり忘れ」や「無断キャンセル」を大幅に防止でき、安定したサービス提供に繋がります。手動でリマインドを送る必要がないため、管理者側の運用コストの削減にもなります。
担当も決められる
サービス提供者が複数いる場合、「担当者ごとの予約受付」も設定可能です。たとえば「A担当は月火のみ対応」「B担当は午後のみ対応」など、スタッフごとのスケジュールを個別に設定でき、効率的な人員配置にもつながります。特にチーム運用している事業者にはうれしい機能です。
活用例
- 施術の予約受付(サロン、整体など)
- セミナーや体験会の日程調整
7. スコアリング機能
スコアリング機能とは?
Lステップの「スコアリング機能」は、ユーザーの行動にスコア(点数)を設定することで、関心の高さや見込み度を数値化できる機能です。誰がどれだけアクションを起こしているかを“見える化”できるため、より戦略的なフォローアップや営業活動が可能になります。ここでは、4つのポイントに分けて詳しく解説します。
ユーザーの興味度合いを可視化
スコアリングを活用することで、ユーザーがどれだけサービスや商品に興味を持っているかを数字で把握できます。たとえば、複数回メッセージを開いている人や、資料請求をした人、特定のリンクをよくクリックしている人など、行動ベースで「この人は温度感が高い」と判断できます。
アクションによって加点・減点
スコアは「リッチメニュータップ+1点」「リンクタップ+3点」「キャンセル−10点」など、ユーザーの行動ごとに加点・減点のルールを自由に設定可能です。こうした設定により、ユーザーの現在の関心度やコンバージョンに至るまでの状況を細かく追跡できます。ルールは自由度が高いため、初心者の方はまずは加点だけから始めるのがおすすめです。
累計スコアと直近スコアで管理
Lステップでは、スコアを「累計」と「直近」の2つの軸で管理できます。累計スコアは長期的なエンゲージメントを示し、直近スコアは今現在どれだけアクティブかを把握する指標になります。これにより、「昔はよく反応していたが最近は反応が薄い」といったユーザーの状態変化も見逃しません。
スコアでセグメント
付与されたスコアに応じて、特定のユーザーだけに配信を行ったり、特別なオファーを送ったりすることも可能です。たとえば「スコア50点以上の人には限定クーポンを配信」「スコア0点の人には再アプローチのステップ配信を実行」など、ユーザーの温度感に合わせた対応が自動で行えるようになります。
具体例
- 商品ページを3回以上見た人に特別オファー
- 質問に多く回答してくれた人に無料相談を案内
8. CRM機能
CRM機能とは?
Lステップには、LINE上で顧客情報を一元管理できる「CRM(顧客管理)」機能が搭載されています。登録者一人ひとりの詳細情報を蓄積し、必要に応じて確認・活用できるため、配信やフォローアップの精度を飛躍的に高めることができます。ここでは、4つの活用ポイントに分けて詳しく解説します。
顧客情報を一元管理
ユーザーごとに、属性情報、回答フォームの内容、付与されたタグ、スコア、配信履歴、クリック履歴など、あらゆる情報を一元的に記録・閲覧することが可能です。これにより「この人は何に興味を持っているのか」「いつ、どんな対応をしたか」がすぐに把握でき、担当者による個別対応の精度が大きく向上します。
CSV形式での出力で二次加工も容易
CRMに蓄積された情報は、CSV形式でエクスポートすることが可能です。これにより、Excelでの並べ替えやグラフ作成、他ツールへのインポートなど、柔軟なデータ活用が実現します。データドリブンな施策やレポート作成に活かしたい方には特に便利です。
ファネル管理への展開
CRM上の情報を使って、ユーザーの状態を「認知 → 興味 → 比較検討 → 行動(購入・申し込み)」といったファネル構造で管理することも可能です。たとえば「資料請求済みだが、申し込み未完了のユーザー」だけに再フォローをかけるなど、見込み顧客のステージに応じたマーケティング施策を設計できます。
自社の顧客情報と連携でさらに最適化
既に自社で保有している顧客データベースや営業支援ツール(SFA)などと連携することで、CRMの活用幅はさらに広がります。Lステップで取得したデータと社内データを組み合わせることで、顧客理解が深まり、より最適なアプローチやパーソナライズが可能になります。
活用例
- 担当者による個別対応の質向上
- 誕生日や購入記念日にメッセージを配信

【まとめ】LINE初心者こそLステップを使いこなそう!
LINEは開封率も高く、ビジネスには非常に有効なツールです。 しかし、「ただ配信しているだけ」では大きな成果は出ません。Lステップを活用すれば、配信の質が劇的に変わり、売上アップや顧客満足度の向上が見込めます。
今回紹介した8つの機能は、初心者〜中級者でも「これなら始められそう」と思えるものばかり。
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